「自分の刀は自分で手入れしたい!」ということで、鞘の籐巻講習を行いました。
まずは、保護加工するための安全範囲を教えて頂きます。鯉口から栗形周辺のどこまで巻くかを決めていきます。
やすりで削って下準備をしたら、金属板の寸法を取り、タガネで切り込み加工を行います。
教わりながら籐を巻いていきます。籐巻の終わりの決め方(籐の穴通しと鯉口の決め方)も教わります。
最後の鯉口部分の仕上げを指導頂きます。
最終の仕上げにかかっています。真剣そのものです。細かい仕上げ作業なので、神経を集中して加工しています。
仕上がりました。出来映えに大満足です。今回も楽しく自分の持ち刀(真剣)の鞘を手作りしました。
今回は戦国時代から伝わる本物の鎧を装着してみます。
すべてバラバラにした鎧一式と、装着完成の様子です。
まず、草鞋(わらじ)を履き、臑当て(すねあて)をつけます。
続いて、佩楯(はいだて)を締め、胴丸をつけます。
大袖を通して胴丸の紐掛けに結び、籠手を取り付けます。
見た感じが段々武将に近づいてきましたが、重いの重くないのと言ったらぎっくり腰になりそうです。
烏帽子をつけ初陣です。
面頬をつけて立ち上がり、肩掛けに兜をつけたら、出陣の準備万端です。
烏帽子に変えて兜をかぶり、椅子に座って采配を手にして、出陣の機会を伺う侍大将の出来上がりです。
富嶽東海にそびえ立ち怒濤岩礁を砕く風格が漂います。
最後にすべての装備品を外し、やっと一息です。
総重量は20kgを超えるんですよ。
本当にお疲れ様でした。
門弟の強い希望により臨時の刀剣講習会を開きました。
今回は銘刀を集め、レベルの高い刀の鑑賞の仕方を学びます。
刀の姿を見ます。
(左)腰・反り・身幅・帽子の形・重ね
(中)波紋・地肌・色合い・焼跳び・沸
(右)刃区・峰区・茎の形・銘・なかごのの厚さと刀身の関係・なかご尻
今回は特に、銘刀 康継を鑑賞し、徳川家より許された三葉葵を確認しました。
刀を取り換えて姿を見ます。
(左)刀の反り具合・なかご尻から切っ先にかかる反りの姿・大刷り上げの刀の姿
(右)横手筋・ふくら・帽子の形・帽子の返り
波紋・煮・金筋・砂流し・焼とび等について、確認の仕方を教わります。
すぐれた刀の特徴がどのようなものかを細かく指導頂きました。
最後に、刀ができる前までの流れを分かりやすく解説していただきました。
刀がどうできあがっていく過程において、土入れと焼き入れの関係性や、
波紋や反りが生じる理屈について理解が深まりました。
龍正館 九段道場では常時刀が展示されており、来館者は手にとって刀の鑑賞ができます。
是非、ご一報の上でお気軽にお立ち寄りください。
刀好きな会員が龍正館に集まり、刀剣講習会(第1回)が行われました。
前半は、ご宗家から『鑑賞の仕方・五畿七道』についての熱い講義です。
後半は、実際に刀を手にとって『五ヶ傳鑑定法』を学び、参加者は各々刀身を手にしてディスカッションしました。
次回はもう少し深いところに入っていく予定です。
今回は籐巻きにチャレンジです。
籐巻は鞘が割れるのを防ぎ、手を守ってくれるので、
しっかりと巻きたいと思います。
今回も、ご宗家から直々に伝授して頂きます。
まずは、下準備。籐巻部分に銅板を巻きます。
銅板のおかげで強い鞘になります。
鞘の下の方から巻き始め、隙間が開かないようにキッチリと巻いていきます。
巻き終わったら鯉口からはみ出した部分を削ります。
最後の仕上げに艶出しを塗ります。
艶出しで籐を固め、きれいに仕上がります。
丁寧にむらなく塗っていきます...。
完成です!
今回はすごくきれいに巻けたとお褒めの言葉をいただきました。
柄巻きは刀の装飾として、武士のおしゃれのひとつです。
紐の素材や色などにこだわりを持って、自分好みの刀に
仕立てることができます。
今回は、ご宗家から直々に伝授して頂きます。
失敗しても大丈夫!
ご宗家はとてもやさしく教えてくださいます。
学ぶ人のペースに合わせて親切丁寧に教えて
下さるので、とても分かりやすいです。
教えて頂いたとおりに
作業を進めて...
集中して黙々と...。
出来上がりました!
自分で選んだ紐を上手に巻けたので
感無量です。
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